薬局・医療機関で働く方向けの解説です。 最終更新 2026年9月11日
ここ数年、後発品を中心に出荷の調整が続き、発注しても入らない品目を確かめる作業が日常になっています。 厚生労働省は、メーカー(製造販売業者)からの報告をもとに、医療用医薬品の出荷の状況を一覧にして公開しています。 このページでは、その一覧で使われている区分の読み方と、当サイトで代わりの品目を探す手順をまとめます。
厚生労働省の一覧では、品目ごとの出荷の状況が次の5つに分けられています。 当サイトの一覧・詳細ページでも、この区分をそのまま表示しています。
| 区分 | 意味 |
|---|---|
| ①通常出荷 | 注文どおりに出荷されている |
| ②限定出荷(自社の事情) | そのメーカー自身の事情(製造のトラブル、原材料の不足など)で、すべての注文には応じられない |
| ③限定出荷(他社品の影響) | 同じ成分の他社品が止まった影響で注文が集まり、すべての注文には応じられない |
| ④限定出荷(その他) | ②③以外の事情で、すべての注文には応じられない |
| ⑤供給停止 | 出荷が止まっている |
限定出荷は「発注すれば少しは入る」という意味ではありません。 実際には、これまで取引のある卸や医療機関への出荷を優先し、新しい取引先からの注文には応じないことがよくあります。 入荷の見込みは、卸に確かめるまで分かりません。
③が多い成分は、止まったメーカーの注文が他社へ移り、その他社も限定出荷に変わっていく「連鎖」が起きている状態です。 いまは①通常出荷のメーカーでも、注文が移ってくれば限定出荷に変わることがあります。
限定出荷・供給停止の品目には、理由が番号付きで書かれています。当サイトの取り込みでは、次の区分が使われています。
※ 番号は出典の表記どおりです。現在の出典では7番が使われていません。
なお、出典には出荷の調整が始まった日や、回復の見込みの日付の欄がありません。 そのため当サイトでも日付は表示していません。回復の見込みは、メーカーの案内や卸に確かめてください。
理由が「薬価削除」の品目は、メーカーが販売をやめる予定で出荷を止めているもので、品薄とは意味が違います。 待っていても出荷は再開しません。在庫がなくなれば入手できなくなります。
「供給停止」の品目のかなりの部分は、実はこの薬価削除です。 品薄の件数と混ぜると実態より多く見えるため、当サイトでは 販売終了の予定(薬価削除)の一覧に分けています。 薬価削除には保険で請求できる期限(経過措置)があるので、 薬価の読み方と、薬価改定・経過措置のしくみもあわせて確認してください。